技能実習制度のそう菜製造業に関するご説明ページ
Sōna manufacturing industry
そう菜製造業職種は、揚げ物、炒め物、和え物等の惣菜を製造する仕事です。技能実習制度の食品製造関係職種のひとつで、作業区分は以下の1つです。
そう菜加工作業:揚げ物、焼き物、炒め物、蒸し物、和え物等の惣菜製造作業全般
対象となる事業者は、そう菜製造業(惣菜工場、中食製造業)を営む会社です。
必須業務として位置づけられているのは、下処理から加熱調理、盛り付けまでの一連の作業です。関連業務には計量、包装、清掃・消毒などが含まれます。
惣菜は日々の献立が変わることが多く、幅広いメニューに対応できる調理技術が求められます。揚げ物ひとつでも、食材によって適切な温度・時間が異なり、経験を積むことで安定した品質を保てるようになります。
フライヤーなど高温の油を扱う設備によるやけどのリスクが特に高い職種です。
刃物(下処理用の包丁等)を使う作業では切創にも注意してください。
床が濡れていたり油で滑りやすい環境のため、転倒事故にも注意が必要です。
長時間の立ち作業による腰痛・疲労にも配慮が必要です。
実習生には、母国語資料等を用いて高温設備の安全な使い方と、緊急時の対応(やけど時の応急処置等)を具体的に伝えることが重要です。
技能実習責任者:実習計画の管理、監理団体との連絡、法令遵守の確認を行う人
技能実習指導員:そう菜製造の実務経験を持ち、直接指導する人
生活指導員:住居・生活面のサポートを担当する人
技能実習生にも労働基準法が適用されます。惣菜製造業は、スーパーやコンビニ等の納品時間に合わせて早朝からの作業が発生しやすいため、労働時間・休憩・休日の記録管理を徹底する必要があります。
受け入れ可能人数は、常勤職員数、団体監理型/企業単独型の別、優良要件の充足状況によって変わります。監理団体に自社の状況を伝えたうえで確認してください。
そう菜製造業職種にも制度上は第3号技能実習(4〜5年目)が設けられています。ただし2027年4月1日に技能実習制度が育成就労制度へ切り替わることが決まっているため、これから新規に受け入れる場合、3号に到達する前に制度が変わる可能性が高い点に注意が必要です。
技能実習制度は今後も見直しが行われる可能性があります。本記事は2026年時点の情報に基づいており、実際の受け入れ判断にあたっては、必ず監理団体・外国人技能実習機構・出入国在留管理庁の最新情報を確認してください。
Q. 毎日メニューが変わるが、実習計画はどう立てる?
個別メニューではなく、調理方法(揚げる、炒める等)の技能習得を軸に計画を立てるのが一般的です。
Q. フライヤーの操作に資格は必要?
法令上の必須資格はありませんが、機器ごとの安全教育が必要です。
Q. 早朝勤務が多いが、労働時間の扱いは?
深夜・早朝の時間帯に応じた割増賃金の対象になる場合があります。就業規則に沿って適切に管理してください。
Q. これから受け入れても5年間の実習は可能?
制度上は可能ですが、2027年4月の制度切り替えにより、新規受け入れの場合は実質的に難しい可能性が高いです。監理団体に確認してください。
参考情報:外国人技能実習機構、厚生労働省、出入国在留管理庁等の公表情報をもとに作成。