技能実習制度のサッシ施工に関するご説明ページ
Window frame installation
サッシ施工職種は、ビルや商業施設などにアルミサッシ・ビルサッシを取り付ける工事を行う仕事です。技能実習制度の建設関係職種のひとつで、作業区分は以下の1つです。
ビル用サッシ施工作業:ビル・商業施設等へのアルミサッシ、金属製建具の取り付け工事全般
対象となる事業者は、サッシ工事業(建具工事業)を営む会社です。住宅用サッシではなく、ビル・大型建築物向けのサッシ施工が対象となる点に注意が必要です。
必須業務として位置づけられているのは、サッシの取り付け・建て込み作業です。関連業務にはシーリング作業、資材運搬などが含まれます。
サッシは建物の外観と気密性・水密性を左右する部材のため、わずかなズレが雨漏りや隙間風の原因になります。ミリ単位の精度が求められる工程です。
高所(ビルの外周部等)での取り付け作業が多く、墜落・転落に特に注意が必要です。
重量のあるサッシ部材やガラスを扱うため、運搬・据え付け時の腰痛・挟まれ事故に注意してください。
クレーンや揚重機を使う場合、玉掛け作業にともなう事故のリスクもあります。
ガラスを扱う場合は、割れによる切創にも注意が必要です。
実習生には、母国語資料等を用いて高所作業のルールと部材の取り扱い方を具体的に伝えることが重要です。
技能実習責任者:実習計画の管理、監理団体との連絡、法令遵守の確認を行う人
技能実習指導員:サッシ施工の実務経験を持ち、直接指導する人
生活指導員:住居・生活面のサポートを担当する人
技能実習生にも労働基準法が適用されます。ビル工事は他工程との兼ね合いで工期が決まっており、作業時期が集中しやすいため、労働時間・休憩・休日の記録管理を徹底する必要があります。
受け入れ可能人数は、常勤職員数、団体監理型/企業単独型の別、優良要件の充足状況によって変わります。監理団体に自社の状況を伝えたうえで確認してください。
サッシ施工職種にも制度上は第3号技能実習(4〜5年目)が設けられています。ただし2027年4月1日に技能実習制度が育成就労制度へ切り替わることが決まっているため、これから新規に受け入れる場合、3号に到達する前に制度が変わる可能性が高い点に注意が必要です。
技能実習制度は今後も見直しが行われる可能性があります。本記事は2026年時点の情報に基づいており、実際の受け入れ判断にあたっては、必ず監理団体・外国人技能実習機構・出入国在留管理庁の最新情報を確認してください。
Q. 住宅用サッシの取り付けも対象になる?
対象となるのはビル用サッシ施工作業です。住宅用サッシが中心の場合は、職種の該当性を監理団体に確認してください。
Q. ガラスの取り付けも実習生に任せていい?
サッシ施工と一体で行う場合は含まれますが、割れによる事故対策を徹底したうえで行う必要があります。
Q. 高所作業はどこまで任せていい?
基礎的な安全教育を終え、墜落防止対策(安全帯の使用等)が整った状態で、段階的に任せる必要があります。
Q. これから受け入れても5年間の実習は可能?
制度上は可能ですが、2027年4月の制度切り替えにより、新規受け入れの場合は実質的に難しい可能性が高いです。監理団体に確認してください。
参考情報:外国人技能実習機構、厚生労働省、出入国在留管理庁等の公表情報をもとに作成。