技能実習制度の工場板金に関するご説明ページ

技能実習制度 工場板金

Factory sheet metal

事務局長・安松大輔

執筆者:事務局長・安松大輔

人材紹介会社の社長を経験後、外国人人材の採用を支援する企業で勤務する、その後アジアネットワーク協同組合のに入り、事務局長に選任される、人材不足で困っている企業様のと日本で働きたいと思う外国人人材の懸け橋となれるように日々尽力している。さらに業界の情報の不透明さに疑問を感じ、アジアネットワーク協同組合では双方が不安にならない仕組みをつくるとし、WEBやSNSで外国人人材の採用に関して情報を届けることを重要視している。 目次
目次
  1. >1・技能実習「工場板金」
  2. >2・実習生に任せられる主な作業
  3. >3・求められる技能
  4. >4・安全管理上の主な留意点
  5. >5・受け入れに必要な体制
  6. >6・労働時間・受け入れ人数
  7. >7・制度に関する留意事項
  8. >8・よくある質問

技能実習「工場板金」

概要

工場板金職種は、金属板を加工し、機械のカバーや筐体などの部品を製造する仕事です。建築板金が建物を対象とするのに対し、工場板金は機械・製品部品を対象とする点が異なります。技能実習制度の機械・金属関係職種のひとつで、作業区分は以下の1つです。

機械板金作業:金属板の切断、曲げ、溶接等による機械部品・筐体の製造作業全般

対象となる事業者は、工場板金業(機械部品製造業)を営む会社です。

実習生に任せられる主な作業

必須業務として位置づけられているのは、切断・曲げ加工から組立、仕上げまでの一連の作業です。関連業務には検査、資材運搬などが含まれます。

求められる技能

工場板金は、機械のカバーや筐体など、精密さと見た目の両方が求められる製品を扱います。薄い金属板は溶接時に歪みやすいため、加熱を分散させる溶接順序など、経験に基づく技術が必要です。

安全管理上の主な留意点

切断機(せん断機、レーザー加工機等)による切創・巻き込まれ事故に特に注意が必要です。

曲げ加工機(プレスブレーキ)の可動部分による挟まれ事故にも注意してください。

溶接作業ではアーク光による目の損傷、ヒュームの吸入、やけどのリスクがあります。

金属板の端部(エッジ)による切創にも配慮が必要です。

実習生には、母国語資料等を用いて各機械の安全な操作方法と、保護具の使用方法を具体的に伝えることが重要です。

受け入れに必要な体制

技能実習責任者:実習計画の管理、監理団体との連絡、法令遵守の確認を行う人

技能実習指導員:工場板金の実務経験を持ち、直接指導する人

生活指導員:住居・生活面のサポートを担当する人

労働時間・受け入れ人数

技能実習生にも労働基準法が適用されます。工場板金業は受注状況によって作業量が変動しやすいため、労働時間・休憩・休日の記録管理を徹底する必要があります。

受け入れ可能人数は、常勤職員数、団体監理型/企業単独型の別、優良要件の充足状況によって変わります。監理団体に自社の状況を伝えたうえで確認してください。

制度に関する留意事項

工場板金職種にも制度上は第3号技能実習(4〜5年目)が設けられています。ただし2027年4月1日に技能実習制度が育成就労制度へ切り替わることが決まっているため、これから新規に受け入れる場合、3号に到達する前に制度が変わる可能性が高い点に注意が必要です。

技能実習制度は今後も見直しが行われる可能性があります。本記事は2026年時点の情報に基づいており、実際の受け入れ判断にあたっては、必ず監理団体・外国人技能実習機構・出入国在留管理庁の最新情報を確認してください。

よくある質問

Q. 建築板金と何が違う?
建築板金は建物の屋根・外壁等を対象とし、工場板金は機械部品・筐体等を対象とします。扱う対象も工法も異なるため、別の職種として扱われます。

Q. レーザー加工機の操作に資格は必要?
機械の種類によっては安全教育が必要な場合があります。使用設備に応じて確認してください。

Q. 溶接作業は誰でもできる?
できません。作業内容に応じた特別教育の修了が必要です。

Q. これから受け入れても5年間の実習は可能?
制度上は可能ですが、2027年4月の制度切り替えにより、新規受け入れの場合は実質的に難しい可能性が高いです。監理団体に確認してください。

参考情報:外国人技能実習機構、厚生労働省、出入国在留管理庁、JITCO等の公表情報をもとに作成。

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